こんにちは。
前回に引き続き、テーマは【洗足学園小学校】です。
【洗足学園小学校①】気鋭の人気校 | お受験スコープ☆過去問から紐解く小学校受験 (ojukenduck.com)
選ばれる学校へ
前回ブログでも記述した通り、洗足学園小学校は全児童が中学受験をする小学校です。
そのため、過酷な中学受験を乗り切り、合格を掴めるだけの知的体力や巧緻性を備えている子どもを積極的に入学させたい、という点は容易に想像できます。
しかしながら、出願後の提出資料や面接での質問事項を見てみると、毎年必ず聞かれることが「洗足学園小学校に何度来校したか」という内容です。これは、学校側が受験するご家庭に対して、いかに学校を知っていてもらっているか=洗足学園小学校の志望度を測りたい、という思いがあるためと言えます。
お受験界において神奈川県内の小学校は「東京校の前受け校」というイメージが今も色濃く残っています。そのため、そのイメージからの脱却を図り「いかに選ばれる学校(=第一志望校)になるか?」を模索しているのが神奈川校全体の現状です。
限られた時間の中で、どれだけ学校に足を運んだか、どれだけの時間をこの学校のために割いたのか。そこを推し量ることによって、入学後にどれだけ学校に対して協力的であるかも同時に測れるのです。
洗足学園小学校は「第一志望に選ばれる学校」を目指しているという面があるといえるでしょう。
自頭の良さも、自制心も
洗足学園小学校の過去問題を見てみますと、実に他分野から満遍なく出題されている印象です。同じ神奈川県下の精華小学校も中学受験をする学校として長い歴史を持っていますが、そちらと比較して出題傾向が似ていることからも、中学受験で難関校を目指せる素地を持った子どもをとりたい、というのが第一にあるといえます。
◆ペーパーテスト
◆絵画・巧緻性テスト
◆運動テスト
◆行動観察
洗足学園小学校を受験する際、必ずといっていいほど特徴に挙げられるのは「試験と試験の間に絶対にふざけてはいけない」ということです。
教室移動の際に、思いがけず顔見知りを見かけると、緊張の糸が切れてつい気が緩んでしまうことは大人だって往々にしてあります。しかし、洗足学園小学校ではこの気の緩みは命取りです。「空気を読む」というような、年齢相応かそれ以上の「気持ちの切り替え」ができる早熟性が奏功しそうです。
試験会場についてから試験が終わるまで、すべての時間が試験であること。
集中力を切らさずに試験をやりきる忍耐力が、受験の際には必須です。
難関校への合格は目指しているものの、決して偏差値至上主義ではなく、礼儀作法などの人間性も同時に見られていることを意識して対策していく必要があります。
神奈川県内では中学高校を含めて「面倒見のよい学校」という評判の洗足学園。学校公開も年間を通じて積極的に行っていますので、通学圏内にお住いのご家庭は一度は足を運んでみることをおすすめします。
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\ 応援よろしくおねがいいたします!/
シングルマザーながらご子息2人の東大合格を支えたたかまつみほさん。ご子息は洗足学園小学校を卒業なさっています!
過去問は保護者の方が解いてみても面白いですよー!