【学習院初等科】校風の理解が合格に直結

投稿者: | 2022年1月31日

いつもお読みいただきありがとうございます!

今回のテーマは【学習院初等科】です。

トップページ|学習院初等科 (gakushuin.ac.jp)

品格ある人間をめざす

学習院初等科は、東京都新宿区若葉一丁目に所在する、男女共学校です。皇族の方々が通う学校として有名ですが、日本で最初にランドセルを制定したことでも知られています。

『豊かな人間性を育む心の教育』を掲げて、品格と教養を育むべく様々な「生活のきまり」の中で子供たちは過ごします。

HP等を一読すると、この「生活のきまり」は人間として生きるうえであたり前のことを記述しているに過ぎません。しかし、子どもだけではなく親たる自分の日常を振り返ると、このあたり前のことがどんなにできていないことか!

挨拶、言葉づかい、生活態度、内面の美しさ、心の強さ。

これらが伴った子供と、そんな子供を育てることができる家庭がどうかを、学習院初等科は考査を通じて見極めます。

「小学校受験は親の受験」というフレーズは、お受験を志す方であれば幾度となく耳にしますが、学習院初等科ほどこのフレーズがぴったりな学校はないのでは? と思える考査内容です。

ノンペーパーで子供と家庭を見抜く

学習院初等科の考査内容は以下の通りです

▼個別テスト

▼集団テスト

▼運動テスト

▼保護者面談(考査時間中)

ノンペーパー校として有名で、個別テストは先生と受験生の一対一でていねいに行われることが特徴です。個別テストの内容はペーパーテストの高難易度の内容と同等ですので、ペーパー対策で鍛える知能面と、先生に対する言葉遣いなどの態度やコミュニケーション能力、難しい問題でも諦めずに考え続ける力などを多角的に評価されます。

また、生活習慣をチェックする課題も例年出題されています。ハンカチを指示されたとおりにきれいに畳む、整理整頓をする、脱いだ洋服をていねいに畳むなど、日常生活の基本ができているかどうかがカギになります。

集団テストでは、数名でチームを作って競争をする内容のテストもよく出題されます。こちらは、子どもが所属するチームの勝ち負けが合否に結びつくことは考えにくく

◇考査で初めて会ったお友達と協力できるか

◇チームの勝利のために自分はどう立ち振る舞うか

◇勝者・敗者への配慮

豊かな人間性を重んじる校風の学習院初等科ですので、これらの点が評価のポイントになっていると予測できます。

後にも先にも『家庭力』

学習院初等科の受験には、学習院初等科の考査内容を熟知する幼児教室での対策は必須ですが、それ以上に家庭内での生活習慣を整えることが重要といえます。

お手伝いをすることで家庭内での役目を果たし責任感を養う、ものを大切に扱う、清潔に過ごす、他者に迷惑をかけない、自律心を育む、挨拶をする(←当たり前すぎておろそかになってしまう礼節No.1です)…。家庭で磨きをかけられる人間力は、挙げればきりがありません。

ということは、家庭での一日一日が受験対策になる、ということです。

子どもたちの考査時間中には保護者の面接がありますが、その内容は毎年、子どもと保護者がどのようにかかわっているのか、どのような子育てを行っているのかを徹底的に訊かれます。

子どもだけではなく、家庭全体が学習院初等科の教育方針に合う環境であること。

付け焼刃的な対策では通用しない、家族一丸となって受験まで真摯に取り組む必要のある学校です。

■■■■■■■■■■■■■■■■

\ 応援よろしくおねがいいたします!/

にほんブログ村 受験ブログ 小学校・幼稚園受験(本人・親)へ