【東洋英和女学院小学部】愛豊かに過ごす場所

投稿者: | 2022年1月18日

今回のテーマは【東洋英和女学院小学部】です。

https://www.toyoeiwa.ac.jp/shogaku/

最高の立地~六本木に大自然

東洋英和女学院小学部は東京都港区六本木に所在する、キリスト教プロテスタント派の女子校です。

歴史ある女子校は、一等地に立地していることが多いですね。白金の聖心、渋谷の白鳥こと東京女学館、ハマの高級住宅地・山手町の横浜雙葉…。

それで言えば、東洋英和の立地もすばらしいですね。大都会六本木にありながら、校地には豊かな自然があり、見上げれば高い空、足元には土の校庭。この点については、上記の学校HPにて校長先生も触れていらっしゃいます。

東洋英和を象徴する美しいセーラー服ですが、小学部はゴールドの線が1本、中学部・高等部になると2本に増えます。スクールカラーのガーネットのスカーフも、真っ赤なスカーフとは違う上品さがあり、街中でみかけるとついつい目を奪われます(笑

自由闊達な校風

お嬢様学校のイメージが色濃い学校ながら、子どもたちの元気の良さは一級品。プロテスタント系の学校らしく自由闊達な雰囲気は、学校訪問等で訪れた方は誰しも感じることと思います。お姉さん・妹という上級生と下級生の関係も「自分自身が周りから大切にされている」と実感できる素晴らしい伝統です。

コロナ禍で開催されたオンラインでの学校説明会を拝見しましたが、動画の隅々に東洋英和の雰囲気を感じました。

まず、その動画が先生方の手作りであったことが挙げられます。学校説明会の中では、コロナウイルス蔓延によるリモート授業では、若い先生がベテラン先生を指導する形で動画配信の手ほどきをなさったそうです。東洋英和は縦のつながりがとても強いことでも知られていますが、その文化は先生方にも息づき、年齢に関係なく教えあう平和な空気があることを感じさせるエピソードでした。

また、その中で流れた子どもたちへのインタビューでは「学校で一番楽しみなこと」として【給食】が最多得票数を記録していました。そこでの字幕に(「学校の好きなところはなんですか?」の問いに)「給食」「給食です(2回目)」「給食が楽しみです(3回目)」というようなカウントがなされたり、字幕に絵文字が使われたりと、カジュアルな表現も随所に見られました。

(給食が楽しみ、という子どもたちの大多数の解答を受けての校長先生の困惑コメントも、こちらがつい噴き出してしまうくらい気の利いたものでした。)

伝統校であることは間違いなく、また礼儀作法に関してもしっかり指導する学校でありながら、上記のような現代の「ノリ」も受け入れる、柔軟で自由な学校であることがうかがえます。

女子校らしい・らしからぬ出題傾向

東洋英和女学院小学部の毎年の出題傾向は

■ペーパーテスト

■集団テスト

■運動テスト

■親子面接(考査前の指定日)

女子校で運動テストが課されるのは少数派ですが、学校の雰囲気を見れば納得のいく出題です。巧緻性の出題は、同時にお行儀も見られるなど、この点は女子校らしさがうかがえます。

またペーパーテストの中身を見てみると、毎年数量の問題は課されるものの、女子校で頻出の「お話の記憶」が、東洋英和では数年に一度しか課されません。

ただ、ここだけを切り取って「お話の記憶が苦手なお嬢様にもおすすめ」とは申し上げられないです。記憶するお話の内容が、ただ覚えて答えられる問題だけではないからです。(お話に合う絵につける印は〇なのか△なのか、自分から見れば相手にとっての右は左である、という理解、等)

また、2017年度まで11月2日が考査日だった東洋英和ですが、2018年度から11月1日となり、2021年度はサンデーショックで11月2日、再び11月1日に戻ると思われた2022年度も11月2日で考査日の移動はありませんでした。2日校となったことで志願倍率は伸び、また2022年度は考査難易度も上がりました。

今後入試日が2日のままなのか、1日校に戻るのか、そこは静観する必要がありますが「1日校の押さえとしての受験」というスタンスで臨むことは危険です。過去問を数年分は解き、当日はあわてず楽しく試験を受けたいものです。

■■■■■■■■■■■■■■■■■

\ 応援よろしくおねがいいたします!/

にほんブログ村 受験ブログ 小学校・幼稚園受験(本人・親)へ